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by cyuigaku
| 2008-04-24 13:37
| 臓象学説
氷伏には広義の氷伏と、狭義の氷伏があるように思われる。 広義の氷伏として、寒涼薬の過剰投与によって気血を凝滞させて様々な虚証を誘発するもの。つまり実によって虚を生じるケース。 狭義の氷伏は、寒涼薬の過剰投与によって熱邪を一部に閉じ込めてしまう。 こうなるとこれまで順調に効果が得られたものが、突然のように効果を失って、 前者の場合では、様々な変証が出現する。 後者の場合では、いくら継続服用してもまったく効果を示さずに次第に漢方薬服用以前の病状に戻っていってしまう。 現代社会では、アトピー性皮膚炎における寒涼の方剤、たとえば黄連解毒湯や白虎湯系列の方剤の過剰投与で、しばしばみられる。 氷伏を防ぐには、もっとも適切なのが気血の凝滞を防ぐ桂枝であると考えられるが、ときにアトピーには逆効果になる場合もあり得る。 その人の状況に応じた適切な活血化瘀薬の併用が必要であり、常に体内に流通する気血津液の盈虧通滞に問題が生じないよう、細心の弁証論治と方剤および配合薬の選択および配合バランスに注意が必要である。 それゆえ、寒涼の方剤使用時のみならず、どういう状況であっても常に気血津液の通調に留意が必要なのは中医学の基本中の基本なのである。 参考文献:「氷伏」の出典を調べてきたこと #
by cyuigaku
| 2007-08-14 08:11
| 中医漢方薬学
この問題については既に拙論があるので、一部加筆修正して引用する。
http://kannpo.seesaa.net/article/19446603.html より、 他臓の病変が腎に波及することは臨床上、大変よく見られることであるが、張景岳が述べた「五臓の損傷は極まると必ず腎に及ぶ」というのはこのことを指している。五臓の損傷が最終的にはいずれも腎に及ぶ理由は、気血陰陽の生化・輸運に直接関連している。 #
by cyuigaku
| 2006-11-12 23:08
| 腎系統関連
発病原因
発病原因は外邪の侵襲と内傷の二つに分けられる。 外邪の侵襲では、 (1)寒邪を表から受けて(皮毛から腠理に入った後に)少陽三焦を通じて腎に流入する。つまり表から裏に入る。 (2)温熱の邪気が上から下に入る。つまり、少陽三焦を通って上焦の肺系統から下焦の腎系統へ伝入する。 (3)疫毒の邪気が下から上へ入る。つまり、邪気が溺竅を侵淫して前陰から腎に上行し、腑病及臓し、膀胱から腎に波及する。 この三つのルートがある。 内傷によるものは、当然多くは虚証である。セックス過剰による真陰虧損あるいは先天的不足、老衰による腎陰や腎陽の虚損など。 次に、よくみられる現象として他臓の病変が腎に波及することである。 「五臓の傷は、極まれば必ず腎に及ぶ」と張景岳が述べているように、五臓の病変は究極的には腎に波及するのである。 #
by cyuigaku
| 2006-11-03 23:51
| 腎系統関連
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